概要
執筆途中ではあるものの、Webシステム開発にあたってぶち当たる疑問を払拭するために調査したことや多分こうなんだろうなぁって内容を記載する。
特に仕事をするにあたってやっぱり避けてとおれない会計システム周りを理解するために会計の勉強を始めた。
なぜデータベースに置き換えられるのだろうか?帳票や伝票などなどなんなんだろう、どう会計と関わるのだろうか?という疑問を解消するためにもコツコツ勉強したい。今回は、元帳や仕訳帳について。
概要レベルでの違いを把握するため、個々の詳細な概念や試験で解きたい場合におけるノウハウは別途掘り下げる予定。
元帳・・・総勘定元帳
残高情報を表示する帳票。データベース的にも仕訳帳を集計したもの。初めて簿記の概念を学んだときは全然繋がりが見つけられなかった。簿記を学ぶ人はIT技術のデータベースも併せて学ぶと理解が進むと思われる。正直、集計するって意味もなかなか感覚がわからなかった限りです。例えというか、イメージが湧かないと理解しづらいんですよね。
そのため、よくたとえ話にされる箱をイメージするのがいいのではないでしょうか?コップでもいいです。コップを別のコップに移してさてどれぐらいの量があるだろうか?というのが集計作業です。あまりにも学習初期の頃は馴染みがなくて、かつ、仕事の経験も薄い場合は全然実感湧かないです。経験不足も否めないですが。
総勘定元帳も勘定科目毎に集計用のコップを用意した代物なんだとみなしてイメージしてみてください。現金の情報を記録した仕訳伝票を集めた結果、我が社にはおいくら万円あるよ、ってのが総勘定元帳ですね。
コップや総勘定元帳・・・という紙の記録は結局のところ情報であるのでデーターベースに写像できます。写像ってなんやねんとお思いの方、2ch創業者の方の動画を見ていただくと日常で使いたくなります。より厳密な専門的な定義は学者さんに委ねるとして、写像というのは現実世界の情報を数学の集合論で捉えようという方法論かと思います。あまり難しく考えず、ゲームで言うところの属性値をデータとして捉えるときの作業を写像なんだって考えていただけると咀嚼しやすいです。身長が160cmとかですね。総勘定元帳に載っている金額だったり勘定科目名だったり摘要だったりもデータベースで捉えられます。作業が非常に面倒ですが。ですが、データベースに落とし込めると言うことはシステムとして利用できると言うことなんです。
仕訳帳
集計の結果になるのが総勘定元町であればその元になるのが仕訳帳です。ざっくり言えば、伝票です。もっと端的に言って仕舞えば、いち経済取引を描写した情報です。おいくら払って、買い物した。と言う経済取引を記録した情報です。この情報を元に企業は経営情報や財務情報を把握し、利益を算出し、利害関係者に報告を行います。この元情報がないと経営管理もままならないのです。だから、交通費の申請が遅れると経理のお姉さんにすごい嫌な顔をされるのですよ。
そして、この仕訳伝票と総勘定は情報構造として親子関係にあります。鑑と明細、マスタとトランと言ったりします。この階層関係を把握すると、簿記の勉強も捗ります。最近までちんぷんかんぷというか暗記頼りな勉強をしてましたからね・・・。
余談
日本の教育システムについて、なんだかなと言うのが会計やデータベースの勉強をしていて思う次第でした。日本は一点豪華主義と言うますか職人肌を大事にする文化ですよね。ゆえに長く続けると言うのを美徳にする傾向がある気がします。学問領域的には全く関係ない領域に触れた結果、前よりかは理解が進みました。概念的には全然関係ない領域なんですよね。会計とデータベース。対して欧米は色々な経験を重視して多様にチャレンジする文化と聞きます。理解や発想を育てるには全く異なる経験が役に立つというのが経済大国を作り上げた国の歴史的見地なんですかね。
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